ナノ光アンテナを利用した


微生物迅速検査

金属ナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴を活用して試料中の微生物を標識して検出する。従来、2日以上を必要としていた微生物検査を10分に短縮すると同時に、数種類の病原体を色分けして同時検出を可能とする。迅速で簡便かつ安価な微生物検査プロダクトを提供する。

所属
大阪公立大学
工学研究科
代表者
西井 成樹
西井 成樹

大阪公立大学 工学研究科 客員研究員
西井 成樹 Shigeki Nishii

微生物検査は培養工程を有する検査手法に依存しており、複雑で高コスト、迅速性に欠ける。金属ナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴を活用することで簡便で迅速かつ安価な手法を開発し、微生物検査にイノベーションを起こしたい。

SOLUTION社会課題解決方法

食の安全の確保および感染症の
脅威から社会生活を守る

微生物検査は培養工程を有することから結果を得るまでに1~2日を要し、自動化が困難で検査コストが高留まり、測定者の熟練度によって結果に差異を生じるなどの課題がある。我々は、簡便で迅速かつ安価な微生物検査法の開発により、食の安全の確保および感染症の脅威から社会生活を守る。

ORIGINALITY独自性・開発への想い

金属ナノ粒子による標識で
微生物検査に革命を起こす

オリジナルの金属ナノ粒子を標識することで、シグナルの劣化問題や蛍光検出などの高価な装置は不要となる。病原体を可視化することで、試料中のリアルな状況を把握することができ、食品衛生や感染症診断など目的に合致したアプリケーションを開発することで、微生物検査にイノベーションを起こし

VISION夢・展望・事業イメージ

次世代の感染症
スクリーニングシステムを構築する

当初はターゲット市場を食品分野として細菌検出を中心として開発、現場測定が可能なコンパクトな専用検出器を実現する。その後、ウイルス検出を可能にし、パンデミック時に有用な感染症スクリーニングシステムの構築をめざす。

お問い合わせお問い合わせ