ポリプを起点としたサンゴ増殖による


二酸化炭素の固定化

サンゴ断片からポリプ(表層の軟らかい組織)を単離し、
それを起点にサンゴを増殖させる方法を開発している。
サンゴの骨格は炭酸カルシウムであるため、
サンゴが増えると二酸化炭素を海底に固定化できる。

所属
関西大学
環境材料研究室
代表者
上田 正人
上田 正人

関西大学 化学生命工学部 教授
上田 正人 Masato Ueda

環境にやさしい材料を研究する環境材料研究室で、生体硬組織(骨や歯)関連材料であるチタンの知見を活かし、サンゴ礁の再生という領域でそれら物質の新しい可能性を見いだす研究を進めている。

SOLUTION社会課題解決方法

サンゴの増殖による
CO2固定

サンゴには9万種以上の多様な生物が生息している。その保全は地球環境の保全と言っても過言ではない。また、温室効果ガスの削減目標が厳しく設定される中,CO2の固定化は必須である。サンゴを増殖させれば上記問題を同時に解決できる。

ORIGINALITY独自性・開発への想い

環境へ低負荷な
サンゴの増殖

ポリプの単離は薬品や特殊な装置を必要としない。また、単離したポリプをサンゴ増殖の起点とすることで、高効率化が達成できるだけではなく、ドナーとなる親サンゴへのダメージを最小限に抑えることができる。

VISIONビジネスモデル

一般の方を巻き込んだ
ビジネスモデル

石油会社、航空会社、船舶会社など環境問題に意識の高い企業にはサンゴ増殖領域を、一般消費者には増殖基盤を提供することで、企業と一般の方々が共に参画できる環境問題解決法を提供したい。

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