蚊を真似た無痛注射針と


自動採血システム

我々は蚊の無痛採血メカニズムを解明し、それに基づいて直径0.09mmという世界最細の中空針を開発した。また、これにAIによる血管位置の探索技術を加えることで、痛みを与えず自動で血液を採取するデバイスの開発にも取り組んでいる。

所属
関西大学 システム理工学部
ロボット・マイクロシステム研究室
代表者
鈴木 昌人
鈴木 昌人

関西大学 システム理工学部 機械工学科 教授
鈴木 昌人 Masato Suzuki

マイクロマシンと呼ばれる目に見えないほど小さな機械構造の作製・開発が専門。これまで蚊を模倣した医療用無痛針、小型の振動発電器、ロボット用の触覚センサ等を開発してきた。

SOLUTION社会課題解決方法

無痛自動採血/注射技術により、
将来の医療従事者の不足に対応

わが国では少子高齢化と過疎化により、医療従事者が不足すると予想されている。我々の技術により採血や注射が自動化されれば、医療従事者の負担を軽減することができる。また、医療機関が遠方にしかない方へのリモート診断等への活用も期待される。

ORIGINALITY独自性・開発への想い

「無痛の自動穿刺」という
世界初のテーマに挑戦

無痛採血の分野ではその多くがフィーディング(血を滲ませる手法)によるもので、従来と同様の採血針の痛みを低減する研究は多くない。我々は更にこの無痛針を自動採血に応用する研究を行っており、これが世界で唯一の独自性となっている。

VISION夢・展望・事業イメージ

無痛針と自動採血/注射システムを
製品化することをめざす

開発した無痛針、これを利用した携帯型の採血デバイス、自動採血/注射システムをそれぞれ製品化するべく開発を続けており、これらを必要とされる方にお届けすることが我々の夢である。


image photo
お問い合わせお問い合わせ