抗原がわからなくても抗体が取れる


画期的抗体スクリーニング

我々が解析を進めている抗体配列進化追跡法は、人や動物の体内で、抗原に反応している抗体グループを遺伝子解析により直接取得する。この方法は抗原に依存しないので、抗原がわからない正体不明の病原体に対する抗体を取得することができる。

所属
京都大学工学研究科附属流域圏
総合環境質研究センター
代表者
松田 知成
松田 知成

京都大学 大学院工学研究科 教授
松田 知成 Tomonari Matsuda

バイオインフォマティクスで抗体スクリーニングするユニークな技術を用いて、正体不明の感染症にも適用可能な抗体開発スキームについて研究を進めている。

SOLUTION社会課題解決方法

次のパンデミックを
未然に防ぐ

新型コロナウイルスのパンデミックは、社会がいかに新興感染症に脆弱であるかをあらわにした。この方法が実用化されれば、次のアウトブレイクの際、病原体がわからなくてもすぐに抗体を製造し、治療に使うことができる。


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ORIGINALITY独自性・開発への想い

感染症だけでなく
癌でも適用できる

この方法は、抗体スクリーニング技術であると同時に、抗原発見技術でもある。感染症だけでなく、癌に応用すれば、未知のがん治療ターゲットの発見も期待できる。


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VISION夢・展望・事業イメージ

クリニカルバイオリソースを活用した
抗体作成プラットフォームを構築

感染症研究の国際ネットワークを構築し、新興感染症がアウトブレイクしたらすぐにこの技術で抗体を作る体制を作りたい。また、バイオバンクと連携し、さまざまな抗癌抗体を取得する体制を整えたい。


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