Beyond5G社会を加速する


小さな原子時計の量産技術

Beyond 5G社会では、エッジデバイス間でリアルタイムのデータ処理が求められる。鍵を握るのが小型で高精度に時刻同期が可能な「原子時計チップ」である。その基幹部品であるガスセルを独自の微細加工技術で半導体チップのように量産する。

所属
京都大学 工学研究科
機能創成デバイス工学研究室
代表者
清瀬 俊
清瀬 俊

京都大学 工学研究科 博士後期課程
清瀬 俊 Shun Kiyose

高校時代に読んだ本がきっかけでマイクロ・ナノスケールの世界に興味を持つ。機械工学を専攻し、半導体製造技術をベースとした微細加工技術を使ってセンサ・アクチュエータなどの作製に関わる研究に取り組む。

SOLUTION社会課題解決方法

小型・低コストなガスセルで
小さな原子時計を身近に供給

「ガスセル」はシリコンとガラスで作製した数mmの容器にアルカリ金属ガスを封入した精密部品である。ガスセルの製造技術を確立することでBeyond 5G実現に向けた民生用の原子時計チップの普及をめざす。

ORIGINALITY独自性・開発への想い

独自の微細加工技術で
低コストな製造技術を実現

アルカリ金属アジ化物とシリコンの凸凹形状を有するピラー構造を利用することで、ウェハレベルで高効率にガスセル製造を実現。半導体製造の汎用装置群で製造できる利点は初期コストを抑え、製造技術の事業化に強みを持つ。

VISION夢・展望・事業イメージ

正確な時刻情報が
高度で精密な制御を可能にする

原子時計チップを世界中のエッジデバイスへ搭載することで新たなアプリケーション(高度自動運転技術、スマートドローン、アバターロボティクス)を創出し、Beyond5G社会の構築を実現する。

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