リアルタイム・マルチモニタリングを


実現する超小型バイオセンサ

健康寿命延伸や持続可能な産業の構築に向けて、予防検診・個人化医療・臨床検査・バイオ生産・スマート農業・陸上養殖などの分野において、様々な化学物質のセンシングが求められている。そこで3つの化学物質(①低分子酸化還元物質 ②生体関連物質 ③無機イオン類)に対するセンサを開発。ビッグデータ解析に必要な特性(リアルタイムモニタリング、マルチセンシング、超小型)を備えたバイオセンシング技術の確立をめざす。

所属
京都大学 大学院農学研究科
生体機能化学研究室
代表者
宋和 慶盛
宋和 慶盛

京都大学 大学院農学研究科 応用生命科学専攻 助教
宋和 慶盛 Keisei Sowa

2017年同大学院農学研究科博士課程修了。民間企業研究員を経て、2021年より現職。生体がもつ基幹機能の本質を電気化学的に理解し、直接電子移動型酵素による第三世代型バイオセンサの社会実装をめざす。

SOCIAL社会実装

高い空間分解能を持つバイオセンサで、
従来では不可能な領域をセンシング

Missionは、「”測る”を革新する」。対象物質に制限のない、あらゆる時間軸で高い空間分解能を持つバイオセンサ技術を提供する。例えば、次世代の医療診断や超高効率バイオ生産において、従来のin vitroプロセスと比較してデータ量50倍、センシング速度10倍を実現するなど、従来のセンシングでは不可能であった領域のセンシングを可能とする次世代センサとして応用することでバリューを最大化する。

ORIGINALITY研究の独自性

独自の生体データや酵素発現システム
を活用した、次世代バイオセンサ

私たちだけが保有する生体材料の基礎データや独自酵素発現システムを活用することで、多種多様な物質を校正不要で定量可能とする技術や、生体材料を用いた新しい電気化学情報変換技術を開発する。本技術によって、がんなどのバイオマーカーや細胞培養時の計測など、それぞれのニーズに応じたプラットフォーム技術を確立し、リアルタイムモニタリング・マルチセンシング・超小型の特徴を持つバイオセンサを実現する。

VISION将来の展望

2025年の創業を含め、
グローバルな事業展開を視野に

2025年1月の創業をめざす。その後、R&Dラボの立ち上げ、および2026年Q3より超小型センサのカタログ販売の開始をめざし、小規模な生産ラインを立ち上げるため、5億円のシリーズA資金調達をめざす。さらに、グローバル展開をめざし、カスタムサービス展開や企業との共同研究・開発によって、マイルストーン契約を獲得し、TAM755億ドルのバイオマーカー市場およびTAM211億ドルの細胞培養市場に本格参入する。

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